[2001.09.13]
  残された伝える術


 ▼米国同時テロ:「無事」を伝える電子メールとインスタント・メッセージ(WIRED NEWS)
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20010912303.html


 まるで戦場のまっただ中になってしまったニューヨーク。自由の女神が泣いているような都市で,伝える術は,メールとIMだけだった。

 米国同時テロでワールド・トレード・センターへの攻撃発生後,電話や携帯電話が不通となるなかで,家族への連絡手段として電子メールやインスタント・メッセージ(IM)が有効であることに気付いた。外の空気が汚れており,オフィスに閉じこめられた人たちはメールやIMで連絡をとっている。あるビジネスマンはメールにこう書いている。「この混乱はとても言葉では表現できない」。

 別のWIRED NEWSの記事では,現場の恐ろしさがとことん伝わってくる。ある意味では戦争の奇襲攻撃と同様の被害規模であり,すでに報復ということが取り沙汰されているが,これが戦争になってもなにもおかしくないだろう。日本と云う国は戦争を否定したがるが,生きていくのに避けられない戦争はある。それにしてもテレビを観ていても,特撮のように飛行機がビルにぶつかっていって炎と黒煙があがり,ゴジラ映画のようにビルが崩壊していく様は言葉をなくす。(今回のテロ攻撃の元ネタはトム・クランシー?(SANSPO.COMの記事))

 ネット上でもあれこれと騒ぎは大きかったようだ。主要ニュースサイトはアクセス過多で接続できず,一部のサイトはトップページをテキストベースの軽いページに変えたりもしてたようだ(MYCOM PC WEBの記事)。掲示板や情報を集積しているページも繋がらないところが多く,状況は12日明け方まで続いた。ワールド・トレード・センターのウェブサイトは,物理的な問題なのか今もアクセスできない。イーベイはこの事故絡みのオークション出品を止めるような動き(CNN.co.jpの記事)。当然,現場は電話も携帯も麻痺。メールとIMが使えるところにいた人は幸いだった。メールとIMが命の繋がりを教えてくれる。生きていることを伝え,大切な人の声を聴かせてくれる。ネットワークは,いつもそこにあるんだから,ね。


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